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岐阜 CLUB ROOTS

昼間会場に着いて その外観を見た時脳みそが揺れました。
ここ ニューオリンズじゃん!!
3年前でしょうか 友達のタブラ奏者 ユザーン君にギターの上達法
を相談した時、『崇君はアメリカのブルースマンに直接習うのがいいよ』
と言われていった ニューオリンズ 行けば じーさんのブルースマンに
逢えるとおもって 一週間後のチケット買って行ったニューオリンズ
そんな じーさんは 一人もいなかったニューオリンズ
ミシシッピ川にはムキムキヘビメタ野郎が昼間から飲んだくれている
だけだったニューオリンズ
そのまま背中のギターを川に投げ捨てたくなったニューオリンズ
そのニューオリンズで唯一テンションが上がった瞬間
中心から少し外れにあるそのバーでは 昔からやってるニューオリンズブラスバンド
が箱バンで 、聴けると聞いて向かったのだが
その地区はだいぶ治安が悪いらしく、タクシーのおじちゃんも
お前 アホかあれを見ろ やめとけ やめとけ!!と 何度も言ってきた
その店 に もう CLUB ROOTS そっくり〜〜
その店も目の前が高速だった

いやぁ 想像して下さい この店の前に ファンキーな黒人にーちゃん達が
二十人ぐらいワイワイお酒飲んだりしているのを。
だが 一度の人生 何されてもいい! 音楽聴きたい!皆とお話ししたい!!
その一心で ハッ ハロー アイ ウォント リッスン ミュージック
ライブ アイ ウォント リッスン と言ってにーちゃん達に話しかけると
ジロッと見た あと ニッコリして 入れ入れ〜〜とお店に入れてくれたのでした。
なんだー みんな 優しいじゃん! イェーイ!
中では 爆音Dj が 音楽かけてて ブリンブリン ボデーのおねーちゃん
おばちゃん おじーちゃん 達が踊ったり ぼーっとしてたりしました。
町の憩いの場なのでしょうか、日本のクラブと言うよりスナック的な方が近い気がします。
しばらくビール片手に 一緒に踊った後 また お尻も胸も ブリンブリンのカウンターガールに
今日のライブは?と聞くと。 ノー と言って指差した先には
バンドのメンバーのじーさん達が楽器をほっぽらかしたまま
テレビのアメフトの試合にかじりついていましたのでした。
こりゃ今日は無いわと思い 帰ったのでした。

こうやって ある瞬間 昔の全く別の場所のある瞬間と、
勝手な妄想部分が大半ですが繋がってゆくことが僕には多々あります。
すれ違う畑帰りのおっちゃんが 伝説のブルースマンに見えます。
むしろ ギターリストに習うより おっちゃんとスナックにでも行って
カラオケでもした方がギターがうまくなるのでしょうか。
ユザーン君 僕はまた 迷子になってしまったのかもしれません。

やはり今回のニューオリンズの妄想は
ここ岐阜が ボガンボス どんとの故郷大垣が近いからでしょうか。。
強引か。。

CLUB ROOTS は店長さんが大好きな 矢沢永吉さんのツアータイトルから
名前を借りたと聞きました。(直接ご本人にも相談したそうです!)
やはり ライブハウスは怖そうな奴らがたむろする
少し近寄りがたいぐらいがいい!
と言う意味では ニューオリンズのイメージは間違って無かったのかもしれない。

高校の同級生にも久々に会えたし、夜のやながせ も良かったな。
岐阜はもうちょっといろいろ 見てみたい。スナック行きたい。

今回 同級生の子供が ビールとピストルと石のハートを差し入れてくれました
今年めでたく保育園を出所した彼 優しい母の保護観察に見守られながらの
スリリングな差し入れは これまた何んともハードボイルド なセレクト
ぐっときてしまい急遽スピーカーに飾らせてもらいました。
ありがとよ!!

次は京都 磔磔2DAYS