高校生の頃　帰りの電車で飯能から所沢へ向かう西武線の中
何度も聴いていた Free Fallin’ を 思い出す。
入間駅にさしかかるカーブで電車はキーキーと大きな音を立てて傾くとさ
横並びで座ってた友達が皆一斉に腰を低くする、すると窓の向こうは空だけになって
空飛ぶ電車になった。ばか騒ぎしてた皆その瞬間になると静かに窓の向こうを見ていた

ウェブの誰かの　意訳に　サビの部分が　　
『ただ僕たちは自由になりたかっただけなんだ。』
ってかいてあって　それが最高にグッと来たな

そうだ　ただ自由になりたかったんだな

あの曲の　乾いた12弦のリッケンバッカーのリフに乗ってはじまると
それだけでどんな時でも胸が熱くなって、目に見えるもの全てが輝いて見えた。
その魔法はこの歳になったってとけない
あの音は記憶のページに挟んだしおりのように、一瞬であの日見た窓の向こうの
高い空の青空へと、まだ出逢えてない何かへ恋いこがれる気持ちへと連れて行ってくれるんだ。

今年　ツアーをやっていると知って絶対行きたい！行かねばと思っていたのにな、、
フリーフォーリン 　I WON’T BACK DOWN
スタジアムで沢山のオーディエンスと一緒に熱唱できるのをたのしみにしていたのに。。
あと一歩で間に合わなかった。
ここからは遠のく最終列車のテイルランプしか見えない

でもそうさ　この先も進む先を迷ったら僕は必ずあなたの歌に帰ってくる
それで　車のアクセルを少し踏み込んで　シケた気分を追い越すんだ
素晴らしい音楽を残してくれてありがとう。
TOM PETTY!